ダイアモンド企業と呼ばれるための指標①「一人当たりの営業利益額」の目安 とは?
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「一人当たりの営業利益額」について
今回、中小企業の目指すべき経営指標の一つとしてあげたいのは「一人当たりの営業利益額」です。
営業利益とは企業本来の営業活動における利益のことで売上総利益(粗利益)から、販売費および一般管理費を差し引いた金額です。
営業利益 = 売上総利益 - 販売費および一般管理費
会社の本業の利益水準を測る数字で、いわゆる「本業の儲け」の事です。これが、一人当たり幾らになるか?
中小企業ですので企業規模を表す売上高は小さい所が多いはずです。
1億円にも満たない企業もたくさんあるでしょう。売上高だけを見ればどの企業も小粒で見過ごされてしまうかも知れません。
しかし。
「一人当たりが生み出している本業の儲け」に注目する
例えば、
A社 従業員数10名 売上高2億円
B社 従業員数20名 売上高10億円。
一見すると一人当たりの売上高はA社2,000万、B社5,000万でB社に軍配が上がりそうですが、更に損益計算書を見て行くと…
A社
売上高 2億円
売上原価1億円
粗利益 1億円
販管費 9,000万円
営業利益 1,000万円
B社
売上高 10億円
売上原価 8億円
粗利益 2億円
販管費 1.85億円
営業利益 1,500万円
営業利益額もB社が1,500万円でA社を上回っていますが、これを「一人当たりが生み出している本業の儲け」で計算すると、A社100万円、B社75万円でA社の方が高いのです。
また、一人で5,000万円売上げて営業利益が75万円のB社よりも、2,000万円で100万円の利益を生み出しているA社の方が、商品力が高く効率的とも言えます。
現に、当社のクライアントには売上高が1億円未満でも一人当たり営業利益額が100万円を超えている企業もあります。
まとめ・一人当たり営業利益額の具体的目安
目指すべきは「小さくても中身の堅いダイアモンド企業」。
「一人当たり営業利益額=100万円」。皆さんの会社の数値はいかがでしょうか?
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