【経営者インタビュー】株式会社いいとも 代表取締役 武藤 謙太氏

府中市中河原駅近くにオフィスを構える「株式会社いいとも」。
個人で起業されてから25年の武藤社長は複数の事業を組み合わせて経営を行っています。
今回はそのユニークな取り組みにつきインタビューいたしました。

Contents

複数の事業を組み合わせてシナジー効果向上を目指す

―様々な事業をされていると聞きました。

私は引越のアルバイトの経験を活かして、25年前に赤帽に加盟し、引越専門業者として起業しました。
その後、今から10年前に便利屋フランチャイズに加盟し、最近ではレンタカー事業にも参入しています。

―どのように事業展開を計画されているのでしょうか?

業務同士のシナジー効果を重視しています。

具体的に申し上げますと、引越業は3月を中心とした繁忙期に需要が集中し、その他の時期は長い閑散期となります。
また、引越は頻繁に行うものではないため、リピート率が低いという非常に厳しいビジネスです。

一方、便利屋業は年間通して様々な仕事があり、一定数の顧客をつかむことで仕事が安定します。
引越をご依頼いただいたお客様に便利屋業としてアプローチを行う事で、お客様に継続してご利用いただけるようになることを考えて参入したわけです。

レンタカー事業についても同様で、レンタカーを利用される方は地元の方が多いので、その方に引越や便利屋のアプローチさせていただいています。

大手に真似のできないフランチャイズを展開

―便利屋業については独自のフランチャイズ展開を考えておられると聞きましたが?

はい。
現在業界には複数の便利屋FCが存在しますが、弊社では「加盟金ゼロ」で「収入を得ながら技術を習得できる」という、どんな方にも参入し易いフランチャイズの構築を進めています。

―それはすごいですね!なぜそのような破格な条件をと考えられたのですか?

それは、私自身が大手フランチャイズに加盟した際、非常に苦労した事が大きいです。
私の加盟したFCは初期費用や備品等で1千万円以上の初期投資が要るだけでなく、1ヶ月以上泊まり込みの研修を受ける必要がありました。

もちろん、研修中の収入もないため、その間会社を任せる事も併せて多大なコストを割いたわけです。

業務が始まった後も、多額のロイヤリティを支払っているにも関わらず、フランチャイズの本部は特に何もしてくれず、非常に困ったのを覚えています。

このような思いをして欲しくない、との想いから、いかに負担なく、信頼関係を構築しながら業務を覚えてもらえるかを重視して仕組み作りをしています。

―最後に、御社の今後の展望をお聞かせください

先ほどお話した便利屋フランチャイズを広め、関東圏で100加盟店を達成することが当面の目標です。

それ以外にも、今は具体的には言えないのですが、便利屋業界を盛り上げるための画期的な企画も別法人を立ち上げて進めています。

―本日はありがとうございました!

まとめ

複数の事業を切り盛りし、精力的に活躍する武藤社長。
話の端々にユニークな考えやアイデアが見受けられ、本当に仕事が好きなのだな、と感じさせるものがありました。

どこかで見た事のあるこのロゴのついた車が日本中で見られる日も遠くないかも知れません。

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