能率は話の聴き方で変わる!従業員に信頼され、仕事のモチベーションを上げる中小企業のための『傾聴』の基本
中小企業の経営者の皆さんにとって、従業員のやる気をあげることは業績の向上につながる重要なことですよね。
そのために、いかに従業員のやる気を発揮させる訓示や話し方ができるか、日々研鑽している事と思います。
しかし、実は従業員のやる気に直結するのは、話し方ではなく聴き方だったとしたら、どうでしょう。
というわけでここでは、従業員のやる気につながる「傾聴」という聴き方について説明したいと思います。
Contents
やる気は無理に出させようとしない
従業員に限った話ではなく、人のやる気に関してよく「やる気を出させる」という言葉を聞きます。
しかし、例えば仕事に向かう最中や仕事を始めたころを思い出してみれば、みんな最初はやる気を持っていたはず。
一日の初めに「ああ、仕事嫌だなぁ、でもまぁ一日頑張るか」と、後ろ向きな想いを抱いていたとしても、これも立派なやる気です。
という事は、やる気はみな最初から持っていて、引き出す必要はないのです。
ところが、このやる気は、小さなことの積み重ねや何かの出来事によって、削がれすり減って無くなってしまいます。
そうなると、ここでやる気を出させなければいけなくなってくるのです。
でも、これって二度手間ですよね。
そう、最初にあるやる気を削がずにそれを膨らませてやれば、余計な手間はかからないというわけです。
傾聴の基本を知る
傾聴とは、誤解を恐れずに言いますと、「話の腰を折らない聴き方」のことです。
たとえば、部下が何か提案するときに、途中で「で、そのコンセプトは何だ」と口をはさむ、これは傾聴ではなりません。
まず一番はじめの基本は「最後までしっかり聴き切る」ことにあるのです。
そして、次に大事なのが最後まで話したくなるような聴き方です。
つまり、気持ちよく相手に話させることなのですが、実は傾聴において最も大切なのはここになります。
そのためには、適度な相槌、受け入れる態度、オウム返し、そして話をしやすい質問などのテクニックを駆使して、最期まで相手が気持ちよく話せる環境を作ってやるのです。
もちろんそれだけではありませんが、この「話の腰を折らずに気持ちよく最後まではなさせる聴き方」が傾聴というものなのです。
傾聴はやる気を削がずに膨らます
最初に、やる気は出させるのではなく、削がずに膨らませるのが一番効率がいいという話をしました。
実はこの「やる気を削がずに膨らませる」はなしの聴き方こそが、傾聴なのです。
考えてみてください、あなたが部下だったとして、上司になにがしかの提案をする時、途中で何度も腰を折られダメ出しを喰らって、面倒くさそうに判を押されたらどう思いますか?
もうその時点で、提案をした時のあなたのやる気は削がれてゼロに等しいですよね。
しかし逆に、あなたの提案を上司が親身に聞き入ってくれて、腰を折ることなく、最期まで興味深げに聞いてくれたらどうですか。
そう、あなたのやる気は、きっと提案した時よりも膨れ上がっているはずです。
これこそが、傾聴の「やる気をそがずに膨らます」効果なのです。
まとめ
いかがでしたか、傾聴の基礎と効果。
部下や従業員のやる気をそがずに膨らませる、効率的で能率的な方法だと思いませんか?
ぜひ実践してみることをお勧めします!
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